三井不動産レジデンシャル株式会社 キャンパステラス巣鴨
新型コロナ感染対策の新たな緩和ステージに入る今日6月1日は弊社の開設33年目を迎える日でもあります。
振り返りますと、創業した1988年はバブル期の後半に当たる時期になります。
その後バブル崩壊、阪神大震災、リーマンショック、東日本大震災と社会の大きな波と、また設計の情報化も後の方から追いかけながらも、順調に安定した設計活動が出来ましたことは、いままで苦楽を共にした多くのアソシエイツと設計仲間の弛まない研鑽と、まさに「一期一会」でめぐり合いました良き建築主の皆様に育てられたお陰であることは言うまでもありません。
人と仕事の繋がりの幸運に、あらためて心から感謝するしだいです。
この4月からの2ヵ月間の完全リモートワークを経験し、その良さと「隔靴掻痒」の感もあり、改善すべきことはこれからの設計活動の中で模索していかなければなりません。
3月の中旬コロナ騒動の真っ最中、男女共生の70室の学生寮が完成しました。
巣鴨周辺は今もなお、江戸明治の香りを残す人情厚い下町です。この地で様々な大学・専攻を学ぶ若者達がめぐり合い刺激しあい、人々と触れ合って多感な学生時代を過ごす姿を想うと胸が熱くなります。
寮生活のスタートが大変な時代に遭遇してしまいましたが、学生の皆さん、運営者、私達も含め、知恵をしぼりながら前へ進んで行ければと思っています。
株式会社宮川憲司建築事務所
宮川憲司
(担当:服部創史)
(写真提供:(株)JSB様 )
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外観
夜景
食堂
厨房カウンター
共用廊下
カフェコーナー
スポットシェアマップ
グランドメゾン新宿曙橋
計画地は靖国通りに面し、地下鉄都営新宿線曙橋駅直近にあります。
曙橋は牛込と四ツ谷の境に位置し、靖国通りを跨ぐ陸橋が関東大震災の復興事業として造られました。
古く江戸時代は大名や旗本屋敷や寺社が多く、それらの跡地に現在は防衛省や東京女子医大病院などが近傍にあります。
本計画は13階建てフロア3戸からなる塔状の建物。
この地の歴史的なモチーフを意識し、正面外観は塔状のコアに連格子を、吹抜けのエントランスラウンジは鎧下見張りで作られたシューボックスコンサートホールのイメージでデザインしました。
開放廊下を否定したコンセプトで住戸からは都心の広角な景観を楽しむことが出来ます。
(担当: 若田雄一朗)
(撮影: エスエス東京)
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プライムメゾン目黒
計画地の目黒区三田には、古くは江戸時代に玉川上水から分水した「江戸の六上水」のひとつ、三田上水の用水跡があります。水が豊富なことで周辺の高台には細川越中守、讃岐守、伊豆守などの大名屋敷や旗本の別邸が連なっていたようです。
現在は、北に恵比寿ガーデンプレス、南は目黒駅周辺の高層ビルや雅叙園、東には都立庭園美術館の杜、西には目黒川と、景観と優れた都市的環境に恵まれた閑静な住宅地です。
計画は50㎡台の1LDKを中心に、環境と個性的な生活にこだわる単身者・夫婦の方向けの、住まいのパターンにこだわらない可変性のある住室を計画しました。
公道から建物への導入には、白樫、ヤマボウシ、イロハモミジの木立と、荒らく切り出した恵那石を配した枯山水の庭と、盤上のテラスが一体となったアプローチ空間があります。
閉鎖されたエントランスの私的空間との間に木彫の壁で〔結界〕を設けました。通りからは木立の合間にそれが浮き上がり、この建物の心意気を表現しています。
一日の始まりと終わりに、心に触れるアクセスでありたいと願っています。
(担当:服部創史)
(撮影:Blue Hours)
YY計画/TRK計画
GRAND MEZON 西原三丁目計画
本計画は小田急線代々木上原駅から徒歩5分程度の静かな邸宅地にあります。
弊社は一昨年から今年にかけて、同駅周辺に複合住宅やオフィスそしてマンションと、偶然同時期に計画設計監理を手掛けておりました。
またグランドメゾンシリーズでは、近年上原2丁目にも複数続けて竣工しており、同駅のエリアには何故か昔から縁があります。
代々木上原地区は関東大震災で被災した富裕層が転居してきた歴史的背景と、渋谷・新宿への利便性が高く、いわゆる高級住宅地として自他ともに認められたところです。
今回の西原三丁目計画もこの地にふさわしく、100㎡前後のゆとりある規模の住戸です。ドライエリアを有した地下住戸も含め16戸、地下1階・地上3階で、地域環境にふさわしい規模で緑を豊富に配置した計画となっています。
中央に2層吹き抜けがあるエントランスの広い開口には、滝をイメージした壁面庭を設けました。
(担当:服部創史)
(撮影:エスエス東京)
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