白金4丁目計画

2016年01月

当計画は、基本設計から竣工まで、3年余りを経て、昨年8月末に完成しました。
計画地の白金4丁目周辺は、江戸期は大名屋敷や武家屋敷がゆったりと連なるところでした。
隣接する、現在の聖心女子学院は水戸家徳川斉昭の十男松平十郎麿の屋敷跡地に、
東京大学医科学研究所は松平阿波守屋敷跡地にあります。

計画地は、幕末弘化期絵地図によると、長門長府藩主毛利左京亮の下屋敷でした。
その後明治末期には当時の上流階級の邸宅地として開発され、
昭和22年の航空写真には現在も残る石垣で区画された姿が写り出されています。

このような歴史の中を生きづいた石垣は、強固な石基礎の上に築かれていましたが、
大谷石の劣化風化が進んでいましたので、花崗岩の石積みに替え、その景観を受け継ぎ、
また古来、緑豊かな白金の杜を少しでも引継いで行くことを計画の主眼としました。

緩い傾斜地の宅盤に、地下2階地上4階の建物の上階住戸からは、
聖心女子学院のキャンパスと内田祥三設計のゴシック建築・医科学研究所の緑と建物群が緩やかに広がる姿を見る事ができ、
江戸、明治大正、昭和のこの地の歴史の流れに想いを巡らすことが出来ます。

(担当者:服部創史)

 

03_外観南面
外観南面

 

グランドメゾン白金11_ピロティ
エントランス廻り夜景

 

14_四季の庭
四季の庭