土壁ゲルPROJECT

2021年10月

遠く鹿島槍ヶ岳を望む長野県戸隠の山間地に、土壁でモンゴルの「ゲル」のような心を繋げる親和性のある円形建築を作ろうとしている人がいます。

その建物は小舞壁に屋根は茅葺で、一見すると、竪穴住居を連想するような建物です。
「身近にある素材とシンプルな手道具で皆んなで作る」をテーマに、自然エネルギーで循環する生態系の下で「みんなの居場所」を作ろうとしています。
地元の素材で、地元の「結」の力を復活させ次世代の茅葺をめざす若き茅葺職人や、農業体験に訪れる子供や家族が参加します。

その人「戸隠ゆったり庵」の諏訪さんは、いつも手を真っ黒にした自然農法家で風貌は哲学者、モンゴル式のゲルを自ら再現するビルダー建築家であり、蛍を呼び戻し子供らと祭を楽しみ、「ロハス」な暮らしを実践する思想家でもあります。
チベットやモンゴルに旅する作家で写真家の渡辺一枝さんのお声掛けで、ほんの少しお手伝する機会をいただいています。
都会で何事も揃った環境で建築に携わっている私としては、とても新鮮で刺激的な戸隠通いになっています。
コロナ禍でゆっくりと進んでいますが、楽しみな体験になりそうです。

 

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遠く雪に輝く鹿島槍ヶ岳 2021年4月22日撮影