グランドメゾン センター北フロント計画
2022年04月
本計画は港北ニュータウンの中心地、横浜市営地下鉄「センター北駅」の商業エリアに位置します。
港北ニュータウンは57年前·昭和40年より都筑区の約2530haの広さに「多機能複合的まちづくり」を基本理念として開発がスタートされました。
センター北はニュータウンの核として商業施設の他に、自然と文化が融合されたエリアです。
特に開発の事前調査で発見された「大塚·歳勝土遺構」は弥生時代から古墳時代にかけての「環豪集落」が完全な形で発掘されたもので、その遺構公園と共に横浜歴史博物館等の文化施設が深い森の中にあり身近な市民の憩いの場となっています。
いにしえの弥生人が良き「すみか」として選んだこの丘陵地に、計画は脱炭素社会に向けての「ZEH化」即ちゼロエネルギーハウスを目指し、高断熱、省エネ、燃料電池そして光熱使用量と発電量を計測するHEMS等を備え、持続可能な「すみか」をめざしました。
竣工間際のある日、上階の部屋から、永いニュータウン開発の熟成した街並みと豊かな自然森の先に、はからずも遠くに富士山の頂きを見つけ時、このプロジェクトのささやかなこころの癒しとなりました。
(設計担当:服部創史)
(監理担当:若田雄一朗・麻生啓子)
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外観南西